毒親ってどんな親?疎遠・絶縁するレベルってどんな場合?

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数年前に比べ、ネット上でも「毒親」関連のサイトや発信が増えています。

私自身、親との関係性に本格的に悩み始めたときは今ほど情報がなかったので、
認知度が高まってきて心強いな~♪と日々感じています。

 

しかし、
私が本格的に悩み始めたときに強く感じたこととして
「私の親は毒親っていえるレベルなのかな・・・???」
ということでした。

だけど親と関わるのはなんだか苦しい。

しんどい・・・。

 

でも、毒親の定義や特徴を調べていくと自分より辛い目にあった方も大勢いて

「こんなことで悩む自分は、おかしいのかな?」

というふうに悩むレベルではないのに、
悩んでいる自分は
ただ単に親に対して冷たい人間なんだろうか・・・
と、
自分の考えを否定しまくってしまうループに陥っていました。

 

そこで毒親で悩んでいて、

ママ

親と距離を置きたいけど・・・
自分はそのぐらいの行動をとっても大丈夫?

など悩んでいる方に向けて
実際に親とは数年関わっていない私のエピソードや考えをまとめ、
ヒントになるのなら幸いと思い、記事にすることにします。

こんなことで疎遠に?

私のエピソードで恐縮ですが、手短にまとめます。

今だからこそ簡単に箇条書きにできるんだと思いますが、
親との関わりを絶った理由5つを紹介します。

 

親と絶縁した主な理由5つ

・しょっちゅうネガティブな連絡(電話・メール)してきてウンザリしたから

・私の夫をないがしろにする発言や感覚が強いから

・自分の価値観を押し付ける&子どもを思い通りにコントロールしたがるから

・遠回しに、お金や物品、私の労力と時間を要求するから
(無償で当然のように)

・人を振り回すような迷惑行為が数年続いたため(謎の理由で約束をドタキャンなど)

 

こんな感じですね。

この5つを読んで

「うわ・・・・」

と思う方もいるでしょうし、

「え?こんなことで親と絶縁したのかよ!(-_-;)」

って感じる方もいるんじゃないかなって思います。

例えば結婚を大反対された!とか
借金を肩代わりさせられそうになった、
介護に疲れてしまった、
暴行や恐喝など表沙汰になったらヤバイ親元にいたとか
そういう誰が聞いても共感するようなものじゃないと思ってます(^^;

 

だからこそ、悩んだのかなって思いますね。

 

でも上記のように、きっとこの5つを読んで
「それすごいわかるわ~!」
と思ってくださる方もいるでしょうし、
「それぐらいだったら絶縁しないけどなぁ~」
って思われる方もいると思います。

つまり毒親って定義はあれど、
毒親育ちのほうは人によって置かれてる状況が様々です。

どんなに壮絶な現状があろうと、
親と密に関わらなくてはいけない人もいますし、
一見たいしたことではない衝突であっても

「金輪際、親とは会わない」

って固く決意するに至った方もいます。

 

人それぞれ、譲れないことや価値観が大きく違いますので
毒親の定義はあっても、

「こういう親とは絶縁しよう!」

っていう明確な定義は存在しないんですよね。

 

もし、親と絶縁するべきレベルの定義があったとします。

親と離れようか悩んでいたときの私はきっと

「そんな定義があるなら知りたい!!!」

ってきっと思ったはずです。

 

でも、そんな定義があったら苦しむ人が大勢いると思うんですよね(+_+)

 

どんなに心が辛いと感じていても、
その定義に入らないなら
親とずっと関わっていなきゃいけないということになりますし、、、。

逆に
「親に感謝しよう!」
「親には感謝するべき!」
という論調も、私はこれに近いものを感じます。

気にしないで済むならそれまでですが、
毒親育ちの方はやっぱり見聞きすると
気持ちがザワつくんじゃないかなぁと思います。

なので毒親の定義のほうも、
ある程度の特徴は出しておいて
あとは曖昧な形がいいんじゃないかな~
って個人的には思ってます。

念のため、毒親とそうではない親の違いについても次の項目で記述します。

毒親と、そうではない親の境界線

結論から書いてしまうと、
子どもが「毒親!」って思って、親と関わることに対して気が重いのであれば毒親です。

まわりが決めることではなくて子ども側がどう感じているかが全てです。

ただし、親に依存せざるをえない状況下にいる場合は
まわりがジャッジせざるをえないこともあると思います。
(例・未成年の子どもなど)

親に依存せざるを得ない状況下ですと
心の底では親を嫌いであっても、その気持ちに蓋をしてしまって
普通に好意的に親と接しているパターンも多いです。
(そうしないと生きていけないので)

 

じゃあ毒親でない親っていったいどんな親?
って感じですよね。

私はそういう親元にいた経験がないんですが・・・(笑)

 

こちらも明確な定義などは作れませんけど、
私が個人的に思うのは、

親は親。子どもは子ども。

って具合に、しっかりと親と子どもの境界線があるかどうかかなって
思っています。

 

ハッキリいってしまうと、子どものころから
「1人の人間として尊重していたか」
っていうところかなと。

もちろん毒親でない親の特徴(?)みたいなリストを作るとしたら、
いくつでも出てくるんでしょうけど、
はやり結局は子どもがどう思うかなんですよね。

 

私の親の場合は、
一言でいえば「過干渉タイプ」の親ですけど
親にもっと関心を持ってほしかった!!
と思っている方からしたら

「親がしょっちゅう連絡くれるなんて羨ましい・・・」

って感じるわけです。

・・・過干渉も無関心も
どっちも子どもに対して無関心なんですけどね(^^;

罪悪感がある時点で親の影響が強い

親と離れよう、距離を置こうと思いつつも悩んでいる方って
「罪悪感」に悩んでいる場合がほとんどといえます。

だから
「うちの親は毒親といえるほどヒドいのか・・・?」
という考えがグルグルまわってしまうのです。

これも、親の影響が強いために起きることといえるんですね。

 

こういった状況になって悩んでいるということは、
子どもと関わることで、親にメリットがある場合が多いです。

 

なので子どもが簡単に自分から離れてしまうと、
そのメリットが享受できなくなってしまうので
子どもが自分から離れないように

「かわいそうな親」

を(親も無意識で)演じています。

 

もちろん、
なんやかんやここまで親がいたから生きてこれたし・・・

という現実から
「親には最低限の感謝はしなければいけない」
という感情がわいてくることもありますけど、、、

これも今現在、
小さい子と赤ちゃんを育てている私からしたら、
そう思わせてしまう家庭環境だったんだな・・・
ってなんだか寂しく思ってしまうんです。

 

もし、私の子どもたちが大人になって
忙しかったり、苦しい状況下であっても

「親には感謝しなきゃいけないから、どんなに忙しくても3か月に1回は帰省して顔を見せなきゃだよね。」

「今月、金欠だけど母の日には何か送らないと・・・・」

「ママが認めるような結婚相手を探さないと・・・」

「いちおう最低限の衣食住に困ることはなかったから、嫌な親ではないと思うし、感謝はしなきゃだよね・・・。」

って思わせているなら、
私は大反省して子どもに負担や迷惑をかけない方法で
消えたほうがいいかなって思います(-_-;)

極端な考えですけど・・・(笑)

 

親元にいる年齢ならともかく・・・
とっくに独立していたり、もういい大人になっているのに
多い頻度で「親のこと」が頭に浮かんだり、
目の前の相手との会話で
「親のこと」を比較的多く話題にあげたりしてるのって
やっぱ悪い意味で親の影響というか、
縛りが強いのかなって感じるんですよね。

子どもが嬉しい気持ちで親に感謝したくて
それを表現しているなら個人の自由ですし、
良かったねって思います。

でも毒親でない親元で育った場合、
子どもは大人になったら、
そこまで日常的に
「親が」「親が」
ってならないと思うんですよ(^^;

特に子どもが成人したあとの親って、
本来ならもっと存在感の薄いものなのかな?
って感じます。

 

つまり親のほうが、親子関係のアップデートをせずにストップしているんですよね。

 

例えば、
地元の友達と中学までめちゃめちゃ仲が良くて、
学校や部活の後、休日も一緒にいることが多かったとしても
高校、大学、社会人、、結婚と
人生のステージが変わっても中学のころと関係性がなんら変わらないって
ありえないと思うんですね。

付き合いが全くなくならないにしても、
結婚して出産しても、
昔と変わらない頻度で遊び回っていたり、
しょっちゅう友達が家に入り浸っていたら
旦那さんなり、奥さんなりと絶対にもめると思うんです(笑)

そうならないのは、
無意識で友達との関係性(距離感)が変化していくことを受け入れているし、
そういうものだとほとんどの人が思って一線を引いているからです。

親子関係も結局、人間関係なので同様のことがいえるんですね。

たいていは子ども側は成長や環境の変化とともに
アップデートしようとしているんですけど、
親側がいつまでもアップデートせずにいます。

そして子どもにもアップデートせずにいることを望みます。

そういったズレが、
親との関係の苦しさであったり、
親から離れようとする子どもの罪悪感を
助長させる一因になっているといえるんですね。

親との今後を決めるヒント

またまた私のエピソードになりますが、
私は絶縁するかの決断を
完全にメリット・デメリットで決めました・・・。

自分でもドライな人間だなって思ってしまいますが、
気にしていたのは絶縁して最初の2年くらいで・・・

 

今は親と絶縁しておいて、よかったとまで思っています(^^;

 

別の記事にも書きましたが、私が絶縁したのは上の子を妊娠しているときです。

子育て中ママですが、親と絶縁しています
結婚・妊娠・出産を機に親に違和感を感じてしまって、親との関係で悩んでいるママ・プレママって意外と多いのかなと感じています。 しかし、ママ側のおじいちゃん・おばあちゃん(つまりママの両親)って基本的に率先してサポートに入ることが多いです...

 

私の場合、
とにかく母が過干渉で、ものすごくネガティブでジメジメした人間なんですね。

結婚後も何かと頼みごとが多くて、
力になれないとものすごくグチグチ言ってきたりして・・・

力になったとしても文句を言ってくることも頻繁にありました。

冷静に考えれば、
そういうタイプの母親に、産後の娘の支援って不可能では?
ってハッ!っと気づいたんです。

たとえば「里帰り出産」とか、
たまに親に孫を預かってもらったり、
家事を手伝いにきてもらったりとかあると思うんですけど、
日常的に
「私に尽くして」
っていうタイプの母親が
善意かつ無償で何かしてくれるなんて到底思えなかったんです。

 

もちろん妊娠がわかったあたりまでは、普通に会ったりしていたので

「産後の面倒はまかせて下さい。」

「里帰り出産の準備、こちらはできています。」

ってメールなんかは来てました。

 

こういったメールが来るなんて、母親はサポートする気まんまんじゃん!
って思いそうですけど、、
長年この母親の元で育った私からしたら全く想像できないんですね。

 

本当に一緒にいるだけでなんか精力が吸われるというか疲弊する人っているじゃないですか。

 

母がまさにそれなんです。

 

仮に、想像ですけど
産後のダメージを受けた私に何の負担もでないように、
食事も上げ膳据え膳、
孫も授乳以外は、ほとんど面倒を見ててくれるといった
手厚いサポートをしてくれたとしても、
ずーっと、私にネガティブなことを垂れ流し続けるでしょう(^^;

きっと今後の不安をあおるようなことも言い続けます・・・。

 

たとえ、お世話になったのが3日間くらいであったとしても、

毒母
毒母

あのとき、実は〇〇のことで出費が多かったの。

アンタと、赤ちゃん・・・2人分の食費と水道代とか、、

帰る前の日はアンタの旦那さんも食事していったでしょ?

私は何も言わなかったし、
お父さんも言うなって言ったから
本当は言いたくないんだけど、
もう大人なんだから、
そういうときはそれなりのお金包んで頭下げるなり・・・

いろいろあるでしょう??
ちょっと・・・世間知らず?
とかそういうのあるから(-_-;)

みたいなことを
あとになって電話してきたり、長文メールで100%送ってくることが
容易に想像できるんですね。

で、お金渡しても、
また何か文句言ってくるタイプです(笑)

たいていは、
子どもが生まれて大変だからこそ親に頼るところ、
私の場合は子どもが生まれて、
出費も増えるし、忙しいから親と関わることが難しい
っていう状況です。

たとえば親の年収が数千万あって、
お金だけはめちゃくちゃ支援してくれる可能性があるんだったら、
絶縁していたかわからないですけど・・・(笑)

私の場合はお金を吸い取られそうなので(+_+)

 

お金次第ってこと?
って冷たい人間に思えるかもですが、
それぐらいのメリットもないのであれば
デメリットだらけということです・・・。

まとめ

・毒親の定義のようなものはあれど、絶縁基準というものは無い

・絶縁基準は人それぞれであって、他人が決められない

・毒親かどうかは、子どもがそう思うかどうかで決まる

・親との関係性に苦しんだり、罪悪感を抱くのは、
親が関係性を変えようとしないから

・親と関わるかどうか、デメリットがメリットを上回るかどうかでも考えてみる

 

自分が半年後、1年後・・・
どういう気持ちで
どんなライフスタイルをしていたいかを妄想してみると
今度、親とどう関わっていくのが良いのか
具体的にどうしたいかが見えてきやすいかもしれないです♪

 

絶縁を考えている方に、
不安をあおりたいわけではないんですが・・・
私は子ども繋がりで知り合ったママさんで、
実親と関わってないという方は見たことないですね(^^;

たいていはママの実家近くに住んでいて、
日常的に子どもを預けてサポートを受けてる方がほとんどです。

実家が遠方の人は
旦那さんの仕事事情で仕方なくって場合です。

それでも定期的に親のほうが、来てくれてサポートしてくれていたり、
金銭的な援助をしていたりします。

 

親が毒親の場合、
いちばんの対策として提唱されているのが
「親と離れること」
ではありますし、私もこうするのは得策だと感じます。

でも、親とどういう付き合い方をするのかは
やっぱり自分で決めることだと思います。

私の場合は、上記のとおり
誰が聞いても共感されるような強烈なエピソードや被害は
ないですけど、絶縁してます(-_-;)

 

私が毒親な親を逆に利用して、
うまいこと自分の得になるようにすることも・・・
できたのかもしれませんし、
それとなく良い距離感で関わることもできたかもしれません。

でも残念ながら、
私にそんなスキルも余裕もないんですね(^^;

幸い夫も、私の親が嫌いなので
子どもが生まれるのになんで?
みたいにはならなかったです。

特に取り柄もない普通の主婦で、
夫とも特別仲が良いかどうかも不明ですけど、
そんな感じでも今のところ、
夫婦のみでなんとか子育てしています。
っていう事例を悩んでいる方にお伝えできるかも
と思っております。

また記事を投稿していきたいと思います。

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